牛丼 と 他人丼
“どんぶり”メニューは、短時間で簡単に出来る家庭料理のお助け定番メニューの一つですね。 私は小さな頃から母の作ってくれる『どんぶり』が好きです。 しかし大人になるまで外で『どんぶり』メニューを食べたことが無かった私は「鰻以外の“どんぶり”は卵でとじているもの」と信じてたので、始めて外食で天丼や牛丼を注文し、出てきたものを見た時には「卵が忘れられている!」と騒ぎそうなほどショックでした…。 そういえば、父がいつも「わが家の牛丼は、トリさんの卵 × ウシさん =“他人丼”。 天丼は、“天とじ丼”だからな」と言っていた意味をやっとわかったのでした。 甘辛い汁に牛肉や玉ネギをたっぷり入れて煮つめ、温かいご飯にたっぷりの具と汁をかけたら、美味しい“牛丼”☆ 卵でとじたら卵の甘味とコクがプラスされた“他人丼”☆ 近年、父は“牛丼”派に転身しましたが、私はいまだ“他人丼”派です♪
材料(4人分)
- 牛肉肩ロースうすぎり または 切り落とし、こま切れ 400~450g
- 玉ネギ 2個
- *だし汁 1カップ (200ml)
- *砂糖 大さじ3杯 2/3杯
- *みりん 大さじ2杯 2/3杯 (40ml)
- *醤油 大さじ3 1/3杯 (50ml)
- *酒 大さじ1杯
- ご飯 3合(丼4杯分)
- 卵 1~2個(他人丼にする場合の1人あたり量)
- 紅しょうが (お好みで)
★だし汁は、顆粒だしをお湯で溶いたものでも良いですが、わが家は顆粒だしを使うことはほとんど無く、だし汁は鰹と昆布でとります。 ★調味料の加減は、玉ネギの甘さもなどによって多少変わりますので、上記の分量は目安にして、各自、お好みのお味に加減してくださいね。
★ご家庭で『紅しょうが』を手軽に漬けてみてはいかがですか☆『自家製・紅しょうが』の作り方をみる←画像をクリックしてみてね。
作り方
☆下準備: 牛肉の脂身が多いようなら、予め適度に取り除いておく。
- 牛肉は食べやすい大きさに切る。玉ネギは横半分に切り、0.5~1cm幅のくし切り状の薄切りにする。
(↑お肉は、切り落としやこま切れならそのままでよい)
- お鍋に牛肉と玉ネギと*印(出汁、砂糖、みりん、醤油、酒)の煮汁を入れて、強火にかける。
(↑丁寧に作る場合は、お肉は③で入れてね。)
- 煮汁が湧いてきたら牛肉を軽くお箸でほぐし、アクが出てきたらすくい取り、中弱火に落とす。
- 10~15分ほど煮ると、玉ネギに出汁の色がつき、また少し溶けるような感じになり、煮汁も丼にしてちょうどよい濃さにやや煮つまっているので、一度味見をして、必要により味を調える。
- ご飯を丼によそい ④ をかけて、お好みで紅しょうがを添えて『牛丼』の出来上がり。
- ボールにお好みの量の卵を割り、ときほぐしておく。
(↑卵は、混ぜすぎるとコシがなくなってしまうので軽く混ぜる程度。)
- ④の鍋の火を強くし、煮汁が沸騰したら、⑥の卵をまんべんなく流し入れる。
- 直ぐに、火を弱めて蓋をし、2~3分程煮て火を止める。
(↑蓋は、ご飯に盛り付けるまで開けないで、蒸らしておく。)
- ご飯を丼によそい ⑧ をかけて、お好みで紅しょうがを添えて出来上がり。
★★★ 『牛丼』 ★★★
★★★ 『他人丼』 ★★★
☆『牛丼』も『他人丼』も、お汁はお好み量でかけてくださいね。 わが家は、お汁多めが好きです。
こんな感じです♪
★甘辛い汁に牛肉や玉ネギをたっぷり入れて煮つめ、温かいご飯にたっぷりの具と汁をかけたら、美味しい “牛丼☆” ★卵でとじると、卵の甘味とコクがプラスされてさらに美味しい「トリさんの卵 × ウシさん」= “他人丼☆” です。 ★近年、父は “牛丼” 派に転身しましたが、私はいまだ “他人丼” 派です♪
★『紅しょうが』を添えてあげると、生姜の辛味と酸味がお口の中をサッパリ&キリッと引き締めてくれるので、牛丼や他人丼との相性は抜群ですよ☆ また生姜の効能で食欲も増進しますよ♪