オートミール・パンケーキ -American Amish Sweet-

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オートミールパンケーキの画像 Amishの食事を調べている時に、目に付いた『Amish Oatmeal Pancakes』のレシピ!! Oatmealをパンケーキに入れることが出来るのは知っていたけれど、レシピを見たのは初めてで、興味が湧き、アレンジしながら作ってみたら、想像以上に美味しかったのです♡ 普通のパンケーキ(ホットケーキ)よりも好きかも♡ 自分好みにアレンジしていくうちに、わずかに加える小麦粉も Oatmeal に置き換えて、100% Oatmeal で作ったら、コレも美味♡ 小麦粉を使わないので、小麦アレルギーの方や、グルテンフリーを求める方にもきっと気に入っていただけるレシピですよ♡  (*Adapted from "Amish Recipe")

材料 (直径10㎝ 5枚分)

    ====基本の材料====
  • Rolled Oats 240ml (約100-110g)
  • 牛乳 230~240ml

    (↑20mlを生クリームにすると風味UPします! または、
    牛乳と生クリームを半々にしたり、ヨーグルトを混ぜると今風になります。)

     
  • 卵 1個
  • 蜂蜜&砂糖 お好みの比率で 合計大さじ1杯強~お好みの甘さ(砂糖のみでも可)
  • 溶かしバター(有塩) 大さじ1杯弱 (無塩バターなら、塩小さじ¼杯加える)
  • Vanilla Extract 約小さじ1杯 (バニラオイル、エッセンス可)

  • *Oat粉 100ml (約40~50g)

    (*Rolled Oatsをブレンダーなどで粉状にする)
    (↑*100% oatmeal にこだわらなければ、薄力粉を使う方が風味は良いです)

  • *ベーキングパウダー 小さじ1杯
  • (*シナモンパウダー 小さじ½杯 その日の気分で入れます)

    ====オプション====
  • レーズンや、ドライクランベリーを生地に混ぜてあげても美味しいですよ。ドライフルーツは、約半分量を刻んで入れると味が染み出しやすいですよ。

    (その他のアレンジのアイデアは、ページ後半“こんな感じです♪”で紹介していますので、参考にしてみてね。Amish Recipeには、すりおろしたポテトを混ぜるものもありましたよ!)

  • 食べる際に、バターと蜂蜜(またはメイプルシロップ)や、ホイップクリームやジャムなどお好みでどうぞ♪

    (何もつけなくても美味しいよ☆)


★上記材料の牛乳は、Amishレシピでは、バターを作った後の残り液“Buttermilk: バターミルク: 乳清: ホエー”を利用しているものが多いようです。アメリカには、Buttermilkが普通に売られていますが、日本では見かけませんね。 作り方は、とっても簡単ですよ!脂肪分の高い生クリームを蓋のできる容器に入れ、しっかり振り続けて、黄色く固まってきた脂肪分がバター。残った液がバターミルクです。わずかな酸味と、深いコクがあり、アメリカでは、いろいろなお料理や、お菓子作りに活用されています。美味しいですよ! また、脂肪分が除かれているので、ヘルシーですよ。

★『えりのレシピ』でも『カッテージ・チーズ』の作り方で、牛乳とヨーグルトを使い、残る液をホエーとしていますが、アメリカの家庭での簡易バージョンでは、牛乳にお酢を混ぜて分離させるバターミルクのレシピもあります。ただ、今回のパンケーキの場合は、やはり生クリームから作る本当のバターミルクの風味にはかないません! それなら、素直に牛乳を利用し、そこにわずかに生クリームを混ぜて風味をUPさせてあげるほうが美味しいデス☆

★また、本当のバターミルクを使うのなら、上記材料の溶かしバターを、お好きな植物オイル(+塩)に置き換えも、風味はそれほど落ちませんよ。

作り方

    ★★★生地を作る★★★

  1. Rolled Oatsを、牛乳に浸し、冷蔵庫に入れて一晩(6時間~半日近く)置いておく。

    (急ぎの場合は、全てOats粉↓にしてしまうと、生地を全て合わせた後に、30~60分冷蔵庫に入れてから焼くことも出来ますよ。)

  2. 翌日(焼く前に)、Oats粉を作る。

    (↑*Rolled Oatsをブレンダーなどで粉状にする)

  3. ①に卵を加えて、混ぜる。

  4. ③に溶かしバター、蜂蜜&砂糖、Vanilla Extractを加えて、混ぜる。

  5. 別のボールに*印(Oats粉、ベーキングP、シナモンP)をホークなどで良く混ぜあわせる。

    (粉類をこうやって合わせておくと、ベーキングPや、シナモンPの混ぜムラが出来ないのです!ケーキ作りで薄力粉とベーキングPを一緒に振るいにかけるのも同じ理由ですね。)

  6. ⑤を④に一度に全て加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせたら、生地の完成☆


  7. ★★★ホットプレートで焼く場合★★★

  8. ホットプレートを温め、生地を流しいれて蓋をする。

  9. 生地の周りの色が変わってきたら、ひっくり返して蓋をする。

  10. 裏面ににもきれいな焼き色が付いたら蓋を取り、出来上がりです!

  11. お好みで、バターやシロップなどをかけて食べてね♪ 何も付けなくても美味しいよ~♪

  12. ☆焼きたてのパンケーキを嚙みしめてみると、わずかにオートミールの“粘り”を感じるかもしれませんが、一度冷めると粘りは消えてしまいますよ。再度温めても、この粘りは出てきませんので、もしもわずかな粘り感が苦手な方は、焼き上がり直ぐよりも、一度冷ましてから温め直してみてね。(冷めていても美味しいですよ!)


    ★★★フライパンで焼く場合★★★

  13. フライパンに薄くサラダ油orバター(分量外)を塗り、フライパンを温める。

  14. ゆるめに絞った布巾を用意しておき、フライパンがしっかりと温まったら、フライパンの底を濡れ布巾に当てて(3秒ほど、ジューって音を聞いてください)、フライパンの温度を少し下げる。

  15. 火加減を弱火にし、生地を流しいれて蓋をする。

  16. 生地の周りの色が変わってきたらひっくり返して蓋をする。

  17. 裏面ににもきれいな焼き色が付いたら蓋を取り、少し蒸気をとばして出来上がりです!

  18. ★2枚目以降を焼くときも濡れ布巾でフライパンの温度を一旦下げてから生地を流してね!


↓直径8㎝で6枚焼いた時の写真です。

          

☆焼きたてのパンケーキを嚙みしめてみると、わずかにオートミールの“粘り”を感じますが、一度冷めると粘りは消えてしまいますよ。再度温めても、この粘りは出てきませんので、もしもわずかな粘り感が苦手な方は、焼き上がり直ぐよりも、一度冷ましてから温め直してみてね。(冷めていても美味しいですよ!)

☆わが家のメンバーは、焼きたてよりも、味を落ち着かせた後(翌日)のパンケーキの方が好きです。特に、ドライフルーツを混ぜ込んだ場合、ドライフルーツの味が焼き立てよりも馴染み、美味しいのです。

こんな感じです♪

オートミール・パンケーキの画像★このパンケーキ、バターもシロップも何もつけなくても、オートミールの味が素朴でとっても美味しいですよ!! まずは一度、何も混ぜ込まずに、何もつけずに、プレーンで食べてみてね!

その後のアレンジはアイデア次第!!
いろいろ試して楽しんでみてね☆

オートミール・パンケーキの画像★★アレンジのアイデア★★
オートミールと相性の良い組み合わせNo.1は、シナモン&レーズン! 間違いなし!! Blueberryを入れてBlueberry Pancakeや、Bananaをフォークで潰して生地に練りこんだり、Applesauce(リンゴをペースト状まで煮詰めたもの)&シナモン&YogurtかSour Creamと一緒に練りこんだり、ナッツ類もOK☆


オーツについて♪

ロールドオーツの画像★★おススメのオーツは★★
Old-Fashion TypeのRolled Oats!!
Instant Typeや、Quicked Typeとは、食感だけではなく、風味も異なりますよ。

★オーツをミルクなどに一晩漬けておくと、こんなに膨れますよ~♪(写真↓)
そして、独特の粘りも出ます。 でも、この粘りは、小麦や大麦、蕎麦やライ麦などに含まれるアレルギーや疾患の要因となるグルテンではなく、お米と同じような粘りなんですよ!近年、お米がアレルギーフリーで見直され米粉が活躍するように、オーツ(燕麦:エンバク)もアレルギー&グルテンフリーです! そしてお米(玄米)よりも栄養価は優秀ですよ!

オーツの吸水力の画像  オーツの吸水力の画像







☆アメリカの食品売り場には、グルテンフリーのセクションが沢山あります。
これらの食品は、食材を扱う工場内やどの過程でも、小麦などが扱われていると、アレルギーやアレルギーとは異なるグルテンに反応する疾患を持っている方達にとっては、アレルギーや疾患を引き起こす原因になるので、“アレルギー/グルテンフリー”とは言えないものとなってしまうのです。なので、グルテンフリーと明記されているモノの定義は、どの行程でも、アレルギーなどの要因となる食品とは別に扱ったものだと聞きましたよ。なので、今回のレシピも、使用するオーツのパッケージに、「加工工場内で小麦などを扱っている」などのような、アレルギーに対する注意書きがあれば、厳密には“アレルギー/グルテンフリー”とは呼べないものになりますね。



 

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