田作り(ごまめ)

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田作りの画像『田作り』は、別名『ごまめ(五万米)』とも呼び、カタクチイワシの稚魚を干して乾燥したもので、昔、“干したイワシを肥やしとして田んぼに入れ『田作り』をすると、五万俵もの豊作に恵まれた”ことから一年の五穀豊穣を願う縁起物のひとつとして、『お節料理』には欠かせない祝い肴とされています。 また、小さいながらもお頭付きの縁起物でもありますね!!
『ごまめ(田作り)』を乾煎りして、煮詰めた調味料に絡めるだけ!! 美味しい『田作り』は以外に簡単にできるのですよ♡

★注:『ごまめ』はカタクチイワシの稚魚を素干ししただけの状態なので、『煮干』とは異なり、加熱がされていません。 必ず加熱してから食べて下さいね!

材料

    <基本の材料>
  • ごまめ 50~60g
  • 醤油 大さじ3杯
  • 砂糖(わが家は三温糖使用) 大さじ3杯
  • みりん 大さじ1杯
  • 酒 大さじ1杯
    <optional>
  • 白煎り胡麻 大さじ1~1.5杯
  • 鷹の爪 or 一味唐辛子 or 七味唐辛子 適宜お好みで

★市販の『白煎り胡麻』は、すでに炒ってあるのですが、使う前に再度3~5分弱火で鍋を常に振りながら軽く炒ってあげると、胡麻の風味が良くなり、とても美味しくなりますょ!!

★鷹の爪などを隠し味程度に加えると、わずかにピリッとした味が美味しさを引き立ててくれます。

作り方

☆下準備1:小さめのお鍋に、砂糖、醤油、みりん、酒を入れて合わせておく。
☆下準備2:フライパンまたはお鍋で『白煎り胡麻』を3~5分弱火で常に鍋を振りながら軽く炒っておく。(面倒なら省略 OK)


  1. 油のついていないフライパンに『ごまめ(田作り)』を広げて入れ、極弱火で常にフライパンを振りながらポキッと折れるくらいまで炒る。(約15分前後)

    (★point: 乾いた軽い音がし始めたら、一匹を取り出し粗熱を取り、指で折ってみてね。 ポキッと折れたらそろそろです! 炒りが足りないと魚臭さが残るので注意!)
    (★point: フライパンに和紙やクッキングシートを敷いて煎ると焦げにくく、ムラなく炒りやすいですよ!)

  2. 『ごまめ』が炒りあがる直前くらいから(炒り終わってからでも可)、お鍋に合わせておいた調味料(下準備1)を弱火で2~3分煮詰め、トロミがつき始めたら、お好みで鷹の爪を入れ、続いて『ごまめ』を加え、手早く全体を絡め、スグに火を止める。

    (★point: 調味料のトロミ加減は、調味料の細かい泡の様子で見極めるか、お鍋を一旦火から離して、泡を落ち着かせて調味料が半量くらいにまで煮詰まっていたらOK。 冷めるとトロミは強くなるので、煮詰めすぎには注意! またはお好みでどうぞ☆)

  3. バットやお皿の上に手早く広げ、お好みで白煎り胡麻を振り、冷まして出来上がり。

    (★point: 火を止めてからの作業は手早く行わないと、冷め始めた調味は飴状になりくっつき始め、扱いにくくなりますので急いでね!)

★盛り付け方で頭の向きを揃えたい場合は、バットに広げてから調味料が冷めるまでにできるだけ急いでお魚同士がお団子状にならないように広げてくださいね。


↓↓『田作り』1袋(60g)を、『白煎り胡麻』と『鷹の爪』を加えて作っています。

          

★私は、数匹ずつ頭の向きを揃えて束にしているのが好みの盛り付けなので、バットに広げる時にある程度束にしています☆


お正月の祝い肴の欠かせない一品♪

田作りの画像の画像★一年の始まりの食事となるお節料理の各品に込められた願いの意味を知ると、不思議とお正月の『お節料理』作りも忙しいだけではなく、ちょっと厳かな気持ちになりつつも、楽しくなりますよ♡
大晦日までにゆとりをもって楽しんで作ってくださいね。 そして祈りを込めたお料理を「歳神様にお供えをし、その御下がりを頂く!」と思って頂くと、有難さも増しますよ☆

田作りの画像  田作り(ごまめ)の画像


 
 

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